「自分自身を「資産」として捉えて磨くことの重要性とは」の記事で「人的資本」は一般的に年齢とともに人的資本の価値は下降していき、代わりに「金融資産」の割合が増加するというお話をしました。
また、「経済的豊かさに必要な6つの要素とは」の記事では稼ぎの多寡が最重要事項であると学びました。
しかしながら、年功序列・終身雇用制度の崩れ去った日本では、同じ会社でただ働いていればよいというわけにはいかなくなりました。
生涯を通じて安定的に収入を得るには、会社だけに頼らず、自分で稼ぐスキルを身につける必要があります。
どうすればいいのか?
まずは「キャリアプラン」を立てる事が重要です。
4年制大学をストレートに卒業した新卒と仮定した場合、キャリアプランのマイルストーンとなるべく年齢は以下の通りです。
- 26歳(入社3年)
- 28歳(入社5年)
- 35歳(入社12年)
- 45歳(入社22年)
ぜひ、じっくりと読んでください。
Contents
【キャリアプランのマイルストーン】26歳(入社3年)
この歳が最初のマイルストーンとなります。社会人としての基本的なビジネスマナー・仕事の進め方を覚える時期です。
また、現在の会社での展望を考える最初の時期です。
「3年で何を言うか?」とお叱りを受けそうですが、上記で申し上げた様に日本の古き良き慣習はすでに廃れています。
自分のキャリアは自分で切り拓く必要があります。
全く違う業界・職種に就きたい場合には「第二新卒」という切符が使える最後の年になります。
誰しもが納得のいく就職が出来ればいいのですが、就活の段階で躓かれる方、実際に働き始めて自分に合わないと感じられる方はさまざまです。
ダラダラとなし崩し的に働くのではなく、1度振り返ってみましょう。
【キャリアプランのマイルストーン】28歳(入社5年)
まだ若いと思われますが、この年齢では自分の業界・職種における特有の技能を取得しておきたいものです。
30~35歳がビジネスマンの能力の全盛期と言われています。
その時期に、大きな仕事を与えられてもこなせるだけの技能を取得しておきましょう。
そして、全盛期では「実績」を作れる様にしましょう!
【キャリアプランのマイルストーン】35歳(入社12年)
この年までに「実績」を作りましょう。
社内だけで通じる実績ではなく、他社にもアピール出来る実績がベストです。
そして「転職」も視野に入れたキャリアの見直しを行いましょう。
【キャリアプランのマイルストーン】45歳(入社22年)
生涯キャリアの決定。
50歳を過ぎると一定の役職についていないと、配置転換や出向による給与ダウンが身に降りかかる可能性があります。
セカンドキャリアについて考えましょう。
【キャリアプランのマイルストーン】まとめ
いかがでしたでしょうか?どの年齢でもするしないに関わらず「転職」を視野に入れたキャリアプランの形成が必要になります。
何度も言いますが、年功序列・終身雇用制度の崩れ去りました。
また、副業や投資は若いうちから同時進行で進めた方がいいと思っています。
収入の柱を多くして、万が一、仕事がなくなった場合にも生きていく為です。
さらに、本業のスキルを活かせる副業であれば、本業への相乗効果も期待できます。
投資も経済に興味を持つきっかけになります。
世界経済や自身の所属する会社の業績は自分だけの力ではどうする事も出来ませんが、自分のキャリアプランは自分次第です!