毎日の生活の中でちょっとした買い物ものはありませんか?
3年前の資産運用を始める前の私にはありました。いや、ありまくりました。
私はラテマネーだけではなくてお金を湯水のように使ってしまっているダメ人間だったのですが、節約しているにも関わらず給料日前には財布が寂しくなる・・・なんて方はいらっしゃいませんか?
恐らくそんな方はラテマネーが原因かもしれません。

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ラテマネーとは
こうした何気なく毎日使ってしまうお金をラテマネーと呼びます。
これはアメリカの資産アドバイザーのデヴィットバッグ氏が著書の「The Automatic Millionaire」という中で提唱した言葉です。
私はすでに禁煙しましたが、毎日1箱500円のタバコを吸っている方は月に15,000円を支出していることになります。
まとめて15,000円を使う時には躊躇や熟考するかもしれませんが、500円/日となると財布が緩んでしまいますよね。
これがラテマネーの怖さですね。

10年間500円を毎日貯めると…
ちなみに先ほどの例で1日500円のタバコを10年毎日続けると、
- 1ヶ月 1万5千円
- 1年 18万円
- 3年 54万円
3年で50万円を突破しました。
これを10年間続けると、
180万
にもなります。
この金額は大きいですね。
本当に塵も積もれば山となるですね。
ここまでの金額があれば、海外旅行や高価な時計など、自身が欲しいと思えるものが買えることはもちろん、有事の際の生活運転資金としても活用できますね。
あなたのラテマネー度をチェック
下記の10項目に、「YES」か「NO」で答えてください。
1.コーヒーはいつもコーヒーショップで購入する
2.コンビニを週4回以上利用する
3.必要ではない雑貨も買ってしまう
4.自動販売機を1日に2回以上利用する
5.洋服をいつも定価で買っている
6.ATMの手数料を払ってしまう
7.今、財布に入っている金額がわからない
8.物を買うときに迷わず即決する
9.保険、通信、住居費の見直しをしたことがない
10.毎月の貯蓄金額を決めていないあなたは、いくつ「YES」がありましたか?
出典:CITY LIVING
当てはまった項目が多いほどラテマネーが多いと思われます。
いきなり全部をやめるのは精神衛生上よくないので、そのラテマネーが投資・消費・浪費なのかを意識して削減項目を決め、削減できる項目から削減することをお勧めします。

ラテマネーは悪いことだけなのか?

実はラテマネーは悪いことだけではありません。
私は朝の早い時間に会社近くのカフェでコーヒーを飲みながら新聞を読んだり、資格の勉強を行っています。
費用にして300円×22日間=6,600円/月かかります。
でも、この6,600円は私に以下のメリットをもたらしてくれます。
- 美味しいコーヒーが飲める
- 満員電車を避けられる
- 健康的な生活を手に入れた気分になる
- 頭が冴えた状態で情報のインプットができる
- 職場までに中継点を持つことでプライベートと仕事の切り替えができる
水筒にコーヒーを入れて持っていくことでこの300円は節約出来かもしれませんが、そうすると上記メリットは得られません。
自分にとって価値のあるものにはお金を惜しまず使った方が結果的には人生が豊かになると考えますし、メリハリが付けられます。
また、別の見方をすると”時間を買っている“という考え方も出来ます。
私にとってこの300円は家でコーヒーを作って水筒に入れる時間の節約、上記メリットを獲得できる時間の取得の対価を得られます。
費用対効果としては◎だと思っています。
このように私にとって平日の300円は自身への立派な「投資」として成立していますので、「浪費」ではありません。
浪費とはいわゆる無駄遣いのことです。
この項目は文句なしにすぐに削減すべきです。
ただし、私にとって平日朝のカフェでのコーヒーが投資項目であるように人によってラテマネーの定義は異なってきます。


自分のラテマネーはどのくらいか把握しよう
ご自身にとって浪費のラテマネーが洗い出したら、どのくらいの金額を使っているかを把握してみましょう。
分かりやすく月単位で洗い出してみると良いと思います。
万が一、把握できない方はまず簡単でもいいので家計簿を付けましょう。
ガチガチでなくても構いません。
レシートを保存しておいて見返すだけでも構いません。
現状把握をすることが最重要です。
浪費のラテマネーを削減しよう
浪費のラテマネーが洗い出せたら具体的に削減計画を立てましょう。
コーヒーショップでコーヒーを購入する
水筒やタンブラーを購入して自宅でコーヒーを入れていくことで節約が可能です。
コーヒーもペットボトルで販売しているものではなく、粉状のものを使うとコスパが良いです。
もしくは、会社にマグカップを用意してスティックタイプのコーヒーを利用してみる方法もあります。
コンビニや自動販売機を頻繁に利用する・定価で購入する
行く回数を減らす。
これに限ります。
コンビニや自動販売機は24時間営業のため利便性が良いのですが、その分価格は高いです。
高いと言っても定価なのですが、スーパーやドラッグストアを利用することで同じ商品でもより安く購入することが出来ます。
また、ネットショップや比較サイトを利用することでさらに安く購入出来ます。
残業で遅くなって最寄りのスーパーが閉まった場合などを除いてはできるだけ利用しないようにしましょう。
ATM手数料を払ってしまう
手数料が無料になる銀行で生活運転資金を管理することで無駄な手数料を払わずにすみます。
以下の記事でATM手数料を支払うことがいかに無駄遣いになっているかを書いていますので、よろしければご覧ください。

自身のお金の流れを把握していない
財布に入っている金額が分からない、毎月の貯蓄額を決めていない、毎月どのくらい生活費が掛かっているか分からない・・・などなど。
ご自身のお金の流れを把握出来ていない場合は、ガチガチでなくても構わないので家計簿をつけてお金の流れを把握しましょう。
欲しいと思った物をすぐ購入する
ある程度金銭的に余裕が出てくると、欲しいものが買える状態になります。
仕事に対する対価として稼いだお金なので本人が満足するものにお金を使うことはとても有意義だと感じます。
しかしながら、お金のない時には買わない物でもお金に余裕があるから購入してしまっているものはないでしょうか?
また、そういうものはあまり活用出来ていなのではないでしょうか??
小さい頃に欲しいものが出来た時には貯金してから、購入していませんでしたか?
そして、そういうものは大切に活用しませんでしたか??
貯金をして欲しいものを手に入れた時の感動はひとしおです。
万が一、お金が貯まった時にその商品が欲しくなくなっていたら、本当にその商品が欲しいものではなかったという切り分けにもなります。
固定費の見直しをしたことがない
食費や電気代など月々の費用が変更する支出を「流動費」と呼びます。
一方で、家賃や保険料など毎月一定の支出を「固定費」と呼びます。
節約というと「食費を〇〇円以内に抑える」「LINEを使って通話料を浮かせる」「電気をこまめに消す」など流動費に目が行きがちです。
しかし、この流動費は毎月一定ではありません。
その月の取り組み次第で節約自体も変動してしまいます。
また、よほど贅沢な生活をしていない限り、固定費の方が家計に占める割合は大きいはずです。
ラテマネーと関連性がないようにも思えますが、ラテマネーを削減する目的は”お金を貯める”ことだと思います。
ラテマネー削減のモチベーションを保つためにも固定費カットを検討してみてください。
最近はVOD(ビデオオンデマンド)サービスなど月額固定で見放題のサービスが増えてきています。
こういったサービスを利用することで節約の一助になるかもしれません。
ただし、サービスによってはご自身に合わないものもありますので、そのあたりは放置せず適宜見直しましょう。
dTVやHulu
のように無料お試し期間のあるものは、そのお試し期間内で検討してみるといいですね。

最後に
いかがでしたでしょうか。
日々の細々とした無駄な支出であるラテマネーも、積み重ねることで大金となります。投資信託を積み立てて資産が増えると嬉しいですが、支出は悲しいですよね。
ラテマネーを削減することはもちろん、ラテマネーを使わない「ノン・ラテマネー・デー」なんて日を作って楽しみながら節約するのもいいかもしれませんね。
本当に必要なものにお金を使って人生を豊かにしたいものです。
それでは。