今では実施されていませんが私が子どもの頃にはぎょうちゅう虫検査なるものがありました。専用のセロファンをお尻の穴に当てて卵がついているか否かを判定するアレです。
子どもながらに恥ずかしさというか羞恥心みたいなものを感じたのを記憶しています。
そのぎょう虫検査の際にキューピーみたいなキャラクターを見たことってありませんか?実はあのキャラクターにも立派な名前があったのです。
今回はそのキャラクターの名前をご紹介したいと思います。
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そもそも”ぎょう虫”とは?

出典:NAVERまとめ
wikipediaによると以下のような寄生虫とのことです。
ギョウチュウ(蟯虫、英語: Pinworm、学名:Oxyuridae)とは、線形動物門双腺綱旋尾線虫亜綱蟯虫目蟯虫科に属するものの多細胞生物の総称であり、動物に寄生する寄生虫である。特にヒトに主に寄生する ヒト蟯虫 Enterobius vermicularis を言うことが多いものの、馬蟯虫 Oxyuris equi 、ネズミ蟯虫 Syphacia muris、ネズミ盲腸蟯虫 Syphacia obvelata、Aspiculuris tetraptera なども存在する。なお、蟯虫と表記することもある。
ぎょう虫の侵入経路
この寄生虫のメスは夜中に肛門周囲に約1万個の卵を産みつけます。卵を産み付けられると痒みが発生するので、どうしてもそれを掻いてしまいます。掻いた際に手に付着した卵が人の口に入って大腸に寄生→孵化→産卵とループします。
ぎょう虫への対策

出典:DailyportalZ
学校における児童生徒等及び職員の健康の保持増進を図るための法律である「学校保健安全法」において、幼稚園~小学校低学年を対象として冒頭でお話しした検査を実施しておりました。万が一、ぎょう虫の卵が見つかった際には内服薬が処方されます。
それもぎょう虫が見つかった本人だけではなく濃厚接触者である家族全員に処方されます。これは、すでに感染してしまった可能性を考慮しています。
しかしぎょう虫検査は・・・
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ぎょう虫検査は2015年を最後に実施されなくなりました。理由は子どもの寄生虫感染率が低下…というか1%以下とほとんどなくなった為です。
私も経験していませんが、確かに現在の子どもは井戸水などを飲むことがないですもんね。時代の移り変わりを感じますね。
ぎょう虫検査をする時に見かけるキューピーみたいなキャラクターの名前とは

これが本題ですが、ぎょう虫検査の時によく目にするキューピーみたいなキャラの名前は
丸輪太郎(まるわたろう)
です。
まさかの和名です。ギリシャとか天界とかそういうイメージなのに和名です。
丸輪太郎は日本寄生虫予防協会の各支部より配布される「ウスイ式ぎょう虫検査・セロファン2回採卵式」の説明書に登場する架空の人物です。
まさかこのキャラクターに名前がついていたとは。でも、きっと自分が子どもの頃でもこの名前を呼ぶことはなかったかなぁと思うリングなのでした。