私は2回の転職を経て現在の会社で働いています。今までの会社には確定給付年金(DB)はありましたが、確定拠出年金はありませんでした。
そのため、今いる会社の入社時オリエンテーションの中で確定拠出年金の説明を受けた時に初めてその存在を知りました。
今までの会社は給与と退職金は別に支給されていましたので「えっ?提示されていた毎月の給与の一部に退職金が含まれてるの?何だよ、それ詐欺じゃん。」と思い切り損した気分になっていました。
当時の私はお金に関しては小学生並みの知識しかなく、給与は”毎日の仕事の対価”、退職金は”在籍期間トータルでの貢献に対する対価”というものでしたので、その思いが生まれたものだと思います。
そして、話を聞き進めるにつれて「これは怪しい。」と思うようになりました。
だって退職金が自分の運用で多くも少なくもなるなんて、銀行の定期預金しか利用した事のない私にはチンプンカンプンで意味の分からない事でしたし、損をするなんてあり得ない!と思っていたからです。
おそらくその説明会で「所得控除」の話や「運用益は非課税」である事も説明されていたと思いますが、全く耳に入っていませんでした。
説明会の後にはかなり分厚い冊子を渡されましたが、そもそもマイナスの感情しか持っていなかったので、全く読まずに数年ほど本棚に眠らせておりました。(ちなみに中身は確定拠出年金の説明資料と取り扱い定期預金・保険・ファンドの目論見書でした。)
説明会でマイナスの印象を持ってしまった事に加えて、うちの会社は確定拠出年金への加入が強制ではなく任意であった為、当然確定拠出年金に加入していませんでした。
今にして思うと大変にもったいない事をしたもんだなと。確定拠出年金をきちんと理解したタイミングで、無知は怖いものだと思い知らされました。
「賢いやつは騙されずに得して勝つ。バカは騙されて損して負け続ける。これが今の世の中の仕組みだ。騙されたくなかったらお前ら勉強しろ。
出典:ドラゴン桜
まさにその通り。。。
この後に「手っ取り早い方法を教えてやる。東大に行け」と続きますが、私としては、お金に縛られない人生を送るためにお金に関する勉強は一生続けていきたいと思います。
この経験がこのブログを読んで頂いているどなたかのお役に立てると幸いです。