この記事は、このようなことでお悩みの方に向けた内容になっています。
新社会人の方には人生で最初で最後の一大イベントである初任給。
既に社会の荒波に揉まれている皆さんは自分の初任給の使い道は覚えていらっしゃいますか?
私は高級菓子折りを買って親に渡した思い出があります。
それ以外は「財形貯蓄」で先取り貯金を行い、残りを「生活費」として使いました。
皆さんはどうでしたでしょうか?
当時は節約などを意識していなかったので、もったいない使い方をしてしまったと後悔しています。
人生で1度しか経験する事の出来ない初任給。
その有意義な「”つかい”方」を記事にしていきたいと思います。
この記事を読み終えると、初任給の使い道で悩むことなく、初任給の有効活用することができます。
ぜひ、じっくり読んでください。
Contents
「初任給」とは

言わずもがな、最初に会社からもらう給与なわけですが、念のためwikipediaで調べてみます。
初任給(しょにんきゅう)とは、学校を卒業して正規雇用されるようになった人が、最初に受け取る給与のことである。
それまで家族の扶養のもとで学生生活を行っていた人が、そこから自立し、自活するようになる第一歩の象徴であり、初任給を受け取ることは一種の通過儀礼ともいえる。それまでの感謝の意味をこめて、初任給を使って家族に贈り物をする人も多い。
日本における初任給の金額は、学歴と職種による変動はあるものの、個人の能力などによる差は少ない。そのため、職種ごとの給与水準や、時代ごとの物価水準を比較するための指標としてもしばしば用いられる。この場合、通常、最初の1ヶ月の労働の対価として支払われる月給の額を用いる。
労務行政研究所の調査によると、東証第1部上場企業231社の2012年度新入社員の初任給の水準は、大学卒で20万4782円、大学院卒修士22万2933円、高校卒で16万883円程度とされている。
概ね皆さんのイメージ通りだったと思いますが、「通過儀礼」という言葉に妙に納得してしまいました。
新社会人が4月にもらう給料は新社会人が稼いだお金ではありません。
先輩社員が稼いだお金であるという事を忘れてはなりません。
初任給を貰ったら実施すべき3つの事

過去に戻れるならば次の3つの事を昔の自分に伝えます。
先輩社員への感謝
先ほど申し上げたように、新社会人に支払われる給与は先輩社員が稼いだお金です。
先輩社員に感謝し、今出来ることを一生懸命やりましょう。
両親・お世話になった人への感謝
アルバイトでお金を稼いだ経験はあっても初任給は特別に価値のあるものだと考えます。
お世話になった人へ感謝の気持ちを送りましょう。
お金の”つかい”方を覚える
物やサービスを得るために「使う」だけではなく、将来へ自分へのプレゼントになるような「使い方」も学びましょう。
例えば、自己投資のための本・セミナー代、さまざまな価値感に触れるための交際費がこれにあたります。
そして、金銭的自由を手に入れるためにお金を「貯める」「殖やす」事も学んでほしいです。
初任給をもらったら始めたい「貯める」こと

私がオススメするのは「財形貯蓄」です。
それも「財形年金」か「財形住宅」です。
詳しくは財形貯蓄とは。一般財形・財形住宅・財形年金のメリットとデメリットを分かりやすく解説をご覧頂きたいのですが、給与天引きで「先取り貯金」が出来る事は大変なメリットです。
また、財形貯蓄の制度がない会社もあります。
その場合は銀行の「自動積み立て」機能を利用して、給料日と同時にお金を自動で積み立てる仕組みを作りましょう。
初任給をもらったら始めたい「殖やす」こと

確定拠出年金は掛け金を所得から控除出来るだけではなく、老後に向けた資産形成も出来ます。
会社にこの制度がある方はぜひ利用してみてください!
会社に制度がなくとも個人型の確定拠出年金(iDeCo)を始める事が出来ます。
お金に余裕のある方は自身でネット証券に「NISA口座」を開き、少額からでもいいのでインデックスファンドを積み立てる事をオススメします。
若いうちから始めることで、時間を味方に付ける事ができ「複利」の効果を享受出来ます。
個人的にはセゾン投信をオススメします。
さらに資金に余裕があり、お勤めの会社に伸び代があると思われたら「従業員持株会」に参加する方法もあります。
まとめ:初任給は生涯一度の大イベント
いかがでしたでしょうか。
上記で紹介した方法を実践していただくと、初任給の使い道に関する悩みは解決し、有効な使い道を理解できた状態になります。
最後にもう1度内容を確認しましょう。
- 先輩社員への感謝
- 両親・お世話になった人への感謝
- お金の”つかい”方を覚える
・財形貯蓄などの仕組みを利用した先取り貯金で貯め方を覚える
・確定拠出年金やNISAを利用した資産形成
初任給は一生に一度の大イベントです。
それと同時に、多くの人にとってはここからお金との真剣な付き合いが始まるイベントでもあります。
現在の自分も大切ですが、将来の自分がどのようになっていたかを意識してお金と付き合っていってください。

それでは。