中華料理屋(主に餃子の王将)を食べに行くと頼むことがある天津飯。てっきり中華料理だと思っていましたが、実は中華料理ではない事が分かりました。
天津飯はかに玉をご飯に乗せてとろみのある美味しい餡をかけたシンプルな食べ物ですが、病みつきになりますよね。
今回はそんな天津飯の発祥について記事を書こうと思います。
天津飯の発祥は日本だった
天津飯の発祥は中国の天津市だと思われている方も多いのではないでしょうか?でも、実は違うんです。
なんと、天津飯は日本が発祥でした!
中国では基本的にご飯とおかずは別々に食べるそうです。「蓋飯(ガイファン)」や「燴飯(ホイファン)」といった汁気のある炒め物を丼ものもありますが、これは日本のお茶漬けのようにサクッとご飯を食べたいときに食べる家庭料理のようなものです。
一部天津飯を扱っているお店もありますが、国民食ではありません。
天津飯発祥のルーツとは
天津飯の原形となった料理とは
日本の天津飯の元となったのは、広東料理の「芙蓉蟹(フーヨーハイ)」だと言われています。芙蓉蟹は日本で言うところのかに玉に相当する食べ物です。
日本での発祥地とは
日本での発祥地には2つの説があります。
来々軒(東京都)
三代目の主人が銀座の萬寿苑から呼んだコックが顧客から何か早く食べるものを作って欲しいと要望を受けて、特別に作った料理が天津飯の始まりだという説があります。
大正軒(大阪府)
山東省出身の亭主が天津の食習慣である「蓋飯」を元にして、天津で多く捕れたワタリガニを使って「芙蓉蟹蓋飯」を作りました。しかし、蟹は高かったので採算が合わずサルエビを使って「天津飯」としたとした説があります。
参考サイト:皇朝