30代を過ぎると飲みの場でもお金の話が出てくる様になりました。
マクロに世界・日本経済の話からミクロに家計・お小遣いの話まで話題は多岐に渡りました。
先日、友人達と飲んだ時の話の中で印象に残った話がありますので、ブログの記事にしようと思います。
リング友人の投資のイメージとは?
ワイワイとお酒と美味しい料理を堪能し、場も温まってきた頃に「投資ってどう思う?」と尋ねてみました。
というのも仲の良い友人であっても普段なかなかこういう話はしないわけで。
ボーナスいくらだった?などノリで聞くような事はしますけどね。
その結果は、
友人A:「ギャンブルでしょ?」
友人B:「投資してるよ(キリッ)」
友人C:「株は怖いから定期預金と確定拠出年金で10年満期の定期と保険に入ってるよ。」
というものでした。
友人Aはある意味「正解!」と言いたくなる回答をくれました。(いや、違うんですけどね)
投資と投機の違い、それぞれの投資方法の性格、リスクとリターンの関係を理解すると「どのような投資をするのか」によってはギャンブルにもなれば資産形成も出来るものであるという解が導き出されます。
何を隠そう私もつい最近まではよく分かっていませんでした。
だから、友人Aの考えている事が分かるのです。
ただ、お酒の場ですし伝えたい事をグッと堪えて傾聴に徹しました。
次に友人B。彼は5年位前から投資を始めていた様です。
きっかけは従業員持株会に参加した際に色々と調べて勉強したとの事でした。
私と同じインデックス投資をメインとしており、バランスファンドは利用せずに個別にアセットアロケーションを作っているとの事でした。
最後はメインディッシュの友人Cです。
投資対象が同じであることに気付いてますか?
友人Cはリスクを取りたくないから「銀行預金(定期預金)」と「保険」を選択しています。
せっかく自身が稼いだお金を減らしたくないというのが彼の考え方でした。
よくよく彼の話を聞いていくうちにある事に気付きました。
確定拠出年金で彼の選択している保険商品が債券のみで運用されていることに。
銀行預金は、預金者から預かった金額を原資として大量の国債を購入しています。
彼の保険商品もこの性質のものでした。
彼にきちんとした考えがあって、この選択をしているのであれば良いのですが、彼がこの運用を行っている理由は「リスク回避」です。
現状では商品を変えただけで、国債への集中投資になっています。
私自身は集中投資は1つのリスクになると考えています。

国債についての私の考え
国債は元本保証された投資商品です。
特に日本の国債は外国人投資家に依存していない為、安心であると言われています。
しかしながら、以下のリスクがあると考えています。
国家が破綻した場合
国債は「国の債権」と書くぐらいなので貸出先の国が破産すると…。
国債は「国の債券」、つまり国の借金です。
国家が破綻すると利子だけではなく国に貸し付けているお金が戻ってこなくなります。
金利市場が上がった場合
一般的に国債は株式と反対の動きをすると言われています。
金利が下がると国債は上がりますが、この先金利が上昇すると国債は下がってしまうリスクがあります。(この記事を書いている時にはマイナス金利が話題になっています。)
とマイナス面にフォーカスしましたが、アセットアロケーションに組み込む事で、株式の下落時に資産減少のストッパー的な役割を担います。
私も国内外の債券に投資しています。
これらをきちんと把握した上で運用を行うべきであると思います。
これらを踏まえて友人B(彼も国債への集中投資になっている事に気付いていました)と友人Cへそれとなく説明しました。
お酒も入っている私の拙い説明がどこまで伝わったか分かりませんが、「調べてみるよ」と言ってくれました。
最後にはお金のセミナーに行こう!という事になりました。
全てのセミナーが盲目的に良いとは思いませんが、「体験」するのもいいかなと思いました。
最後に
友人Cの様にリスクを取りたくない為に集中投資しているリスクを抱えている人は意外と多いのではないかと推察します。
しかし、それをリスクと受け取るかどうかはその人次第なところもあります。
知識を持ってそれでも許容するタイプ、そもそも良く分からないから「これで安心!」「どうでもいいや」というタイプ、どれも間違ってはいないと思います。
だって、将来は誰にも分からないのですから。
ただし、『お金の知識を付ける事で防げるリスク』もあると思うので、私は継続してお金の勉強をしていきたいと思います。
最後になりますが、実は私を含めた5人で飲みに行ってます。
今回登場しなかった友人Dはお金の話をする前に泥酔して寝てしまっていました。

それでは。